給湯器を交換する前に、号数を確認しよう
給湯器の交換をする際、一番大切なポイントとなるのは、号数です。
一般的にはあまり知られていませんが、これは給湯能力を端的に表す指標となっています。
誰でも簡単に確認できますので、把握しておけば給湯器選びの大きな助けとなり、有益です。
自分のライフスタイルや家族の人数に合った号数を選ばないと、使いたい量より少ないお湯しか使えない・給湯器の最大能力が発揮できない等の問題が生じてしまいます。
給湯器の能力とは
能力とは、「1分間に何リットルのお湯を作ることができるか」ということです。
号数に該当する数字が大きければ大きいほど、給湯能力に優れ、一度に大量のお湯を扱うことができます。
具体的には、その給湯器が1分間に何リットルのお湯が出されるのかを、数字で表しているのです。
号数が20号であれば、1分間に20リットルのお湯が使えます。
家庭用給湯器において、もっとも号数が小さいのは10号です。
これは、皿洗い程度の給湯能力しかなく、キッチンや洗面台の下に取り付けられている電気温水器が該当する場合がほとんどです。
16号になるとシャワーも使えるようになりますが、ほぼ一箇所に限定されます。
20号になると2箇所での同時使用が可能となり、24号になれば、冬場でも安心できる給湯能力があります。
他に、3箇所の同時使用を実現した28号などもありますが、ここまでくるとほぼ業務用です。
生活形態に合わせた給湯器選びには号数を参考にして、もっとも適した給湯能力を採用していきましょう。
号数の調べ方
号数が表示されているのは、製品ごとの型番になります。
この中の数字のうち、はじめの2桁が該当しますので、よく調べておきましょう。
今使っている給湯器の号数を把握することで、買い替えの際に同じ号数を選ぶ・号数を上げる・号数を下げるなどの判断がしやすくなります。